「完璧」なデザインの終焉。— 店頭販促が取るべき次の戦略 —
最近、ちょっと気になっていることが・・・
AIで生成したビジュアルは、整った構図、均一なトーンでクオリティは確かに高い。が、正直に言うと、見ていて何かが足りない気がしています。
「きれいだけれど、目が止まらない」・・・そんな感覚。
キレイにデザインされたPOPではなく、手書きのポップを求められた過去が蘇ります。もう20年以上も前のことですが。
陳列の話になってしまいますが、商品がキチンと並べられているよりも、少し崩れた陳列のほうが「ライブ感」が出る場合があるように、お客様を購買行動に導くPOPデザインもまた、改めてその点を深く考え直すタイミングに来ていると感じております。
店頭販促デザインにおいては、「完璧さ」と「伝わる力」は必ずしも一致しないとは感じており、先に述べたようにチャネルの特長・性格に合わせて訴求内容・表現方法などを柔軟に考えて行く必要が、今まで以上に求められる時代になってきたのではないでしょうか。

さて、これは感覚の話だけではありません。
AdobeやCanva、Pantone、WGSNといった世界の主要デザイン機関が、それぞれ2026年のトレンドレポートで同じようなことを言っています。Adobeは「感覚に届くデザイン」を、Canvaは「Imperfect by Design(デザインされた不完全)」を今年のキーワードに挙げています。AIが均質なビジュアルを量産する時代だからこそ、人間の手跡・揺らぎ・生活感のある表現に価値が戻ってきている・・・というのが、世界規模で共有されている認識です。
Canvaが2億6千万人のデータから導いた「Imperfect by Design」の流れ。これはインストアプロモーションにおいて、改めて“人”を想う販促デザインのあり方を再考し、お買い物を楽しくする売場へと昇華させる大変ありがたい流れがやってきた様に感じます。
各機関のトレンドデータの詳細はAIを使用してキュレーションしました。こちらからご覧ください。


